研究者情報
研究者番号 60306868
Researchmap ID 1000287753
研究関心
地方選挙を中心に、現代日本政治の分析をしています。世論調査のデータなどを用いて統計分析を行う一方、妥当な解釈ができるようにヒアリングを積み重ねています。基本的な研究フィールドは日本です。どちらかといえば、クーラーにあたって研究室で本を読んでいるというよりも、現地をまわって話を聞きつつ、サーヴェィ調査によるデータ解析をしている印象の方が強いかと思います。
東日本大震災が起こったときは、研究室で地震に遭いました。北陸建設弘済会(当時、(一社)北陸地域づくり協会)による中越地震の復興過程の共同研究に参画した経験もあることから、被災地である東北にいることを意識しながら「被災地選挙の諸相」「民主制下における復興」というテーマでも調査・研究しています。
また、最近は選挙や地方議会といった民主主義を支える仕組みの研究もしています。総務省の投票環境向上等に関する研究会の委員や地方議会・議員のあり方に関する研究会の構成員を経験したことは大きいです。近年は、全国都道府県議会議長会都道府県議会デジタル化専門委員会や全国町村議会議長会なり手不足検討会などにも参加し、それらの仕組みのデジタル化にも関心を持っています。
東日本大震災の情報共有に取り組む みやぎ防災・減災円卓会議にも参加しています。
【研究関心】
・現代日本の選挙、とりわけ地方選挙の分析(首長選挙の対立構図の検討、地方議会のなり手不足や政治分野における男女共同参画の質的・量的分析など)
・政治・行政分野におけるICTの活用(電子投票の可能性の考察、地方議会のデジタル化の課題の抽出、オープンデータ政策の分析など)
・民主制下における大規模自然災害等からの復旧・復興(被災地選挙の特徴の記述、復興政策の分析、被災地における有権者意識の検証など)
・財産区の実態などにも興味があります。
・声などの非言語情報が政治的選択に与える影響についても関心を持って取り組んでいます。
略歴
1971年8月31日 静岡県焼津市(旧志太郡大井川町)藤守生まれ
藤守地区は国の重要無形民俗文化財に指定されている「藤守の田遊び」が伝承されている地区です。
学歴
1990年3月 静岡県立藤枝東高等学校卒業
1994年3月 慶應義塾大学法学部政治学科卒業 学士(法学)(慶應義塾大学)
1995年3月 慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻修士課程修了 修士(法学)(慶應義塾大学)
1998年3月 慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程単位取得退学
2021年3月 博士(情報科学)(東北大学)
職歴
1998年4月 慶應義塾大学法学部専任講師(有期)(1999年3月まで)
1999年4月 金沢大学法学部助教授(2004年9月まで、2004年10月~2006年3月まで客員助教授)
2004年10月 東北大学大学院情報科学研究科助教授(2007年3月まで)
2007年4月 東北大学大学院情報科学研究科准教授(法令改正に伴う配置換え、現在に至る)
これまでの非常勤講師先
慶應義塾大学法学部など。具体的なものは講義のページに記述してあります。
資格
2005年5月 (公財)日本サッカー協会 B級コーチ(C000020341)
2005年5月 (公財)日本体育協会(現・日本スポーツ協会)公認 コーチ
教員免許(中学社会、高校地歴・公民)も一応持っています。
賞罰(学術分野以外)
2015年8月 平成27年度(公財)石川県体育協会体育功労者
2021年9月 JFA100周年 功労表彰